Subject   : ゲノミクス( genomics)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 ゲノミクス( genomics)
 ゲノミクス( genomics)とは、 ゲノム と 遺伝子 について研究する 生命科学 の一分野です。ゲノム学、ゲノム科学とも呼ばれます。

ゲノミクスとは、生物の全ゲノムの研究です。それは、ゲノムの構造と機能(生物の完全なDNA)を調べるために、組換えDNA技術、DNA配列決定、およびバイオインフォマティクスを扱う分子生物学の重要な枝である。 DNAは4つの塩基から構成されており、遺伝子内の遺伝子情報は、その生物を作るために必要な4つの基本言語で書かれています。遺伝子はタンパク質を作る責任があり、細胞内の特定のタンパク質またはタンパク質のセットを作るための指示を担うDNAの単位です。したがって、複雑な疾患、遺伝的異常、突然変異、重要な遺伝子規制、遺伝子と環境因子との相互作用、疾患の診断、治療や治療法の開発などを理解するためには、遺伝子に関する研究が非常に重要です。それはすべての遺伝子とそれらの相互作用および行動に対処するので重要である。

ゲノムとプロテオミクスは、分子生物学の重要な2つの枝です。ゲノムは生物の遺伝物質である。それは生物の遺伝情報(遺伝コード)で書かれた遺伝子を含んでいます。ゲノムに関する情報を見つけるために実施された研究は、ゲノミクスとして知られている。遺伝子のヌクレオチド配列は、遺伝子コードを介してタンパク質のアミノ酸配列を特定する。遺伝子はmRNAに転写され、mRNAは翻訳されて必要なタンパク質を産生する。プロテオームは、生物の全発現タンパク質を表す。細胞内のタンパク質セット全体の特徴、構造、機能および発現を見出すために実施された研究は、プロテオミクスとして知られている。したがって、ゲノミクスとプロテオミクスの主な違いは、 ゲノミクス は生物の遺伝子を研究する分子生物学の枝であり 、プロテオミクス は分子生物学の枝である細胞内の全タンパク質。 ゲノム研究は、生物の遺伝子の構造、機能、位置、調節を理解する上で重要である。

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 ⇒ オミックス(Omics)

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