Subject   : 血液脳関門(Blood-brain barrier, BBB)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 血液脳関門(Blood-brain barrier, BBB)
 血液脳関門(Blood-brain barrier, BBB)は、脳の血管と脳細胞の間での、特定の物質以外の物質交換を制限する機構である。病原体などの血液からの非特異的な脳中枢への侵入や、脳内産生物質の血液への流出を阻止する物理的な障壁として機能する。

血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を制限する機構である。これは実質的に「血液と脳脊髄液との間の物質交換を制限する機構」=血液脳髄液関門 (blood-CSF barrier, BCSFB) でもあることになる。ただし、血液脳関門は脳室周囲器官(松果体、脳下垂体、最後野など)には存在しない。これは、これらの組織が分泌するホルモンなどの物質を全身に運ぶ必要があるためである。

血液脳関門は脳の微小血管に局在し3種類の細胞と2種類の基底膜から構成される。また血液脳関門が存在しない部位として脳室周囲器官が知られている。

<出典:Wikipedia>

血液から脳組織への物質の移行を制限する仕組み。通常生体内で,物質は組織と循環血液との間を物理的化学的な法則の下,自由に移行(取り込み,排出)している。一方,脳組織への血液中からの物質の移行は,厳密に制限されている。これを血液脳関門という。この血液脳関門の解剖学的な仕組みは,いまだ完全には解明されていないが,脳の毛細血管内皮細胞には細胞間に tight junction が存在し,物質の移動を制限している。一般的に,気体の移行は自由におこなわれるが,水溶性物質は血液脳関門に存在する輸送担体によって輸送される。このため,輸送担体の存在するアミノ酸やグルコースなどの物質のみが脳組織へ移行できる。したがって,薬剤などを血液中に投与しても,基本的には脳組織へは移行しない。

■ 
 


 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [用語索引]