Subject   : 衛星放送の種類

カテゴリー  : 産業・技術


 衛星放送の種類
現在、衛星を使用した放送には、BSアナログ、BSデジタル、110度CS、 CSの4種類があります。
● BSアナログ放送
BSアナログ放送とは、東経110度、高度3万6000キロに位置する放送衛星に 電波を送り、各家庭に直接電波をお届けする放送です。 NHKが1989年に2チャンネル(BS1、BS2)による24時間放送を始めました。 1991年には音楽、映画、スポーツ中心の民間放送WOWOWが有料放送を始めました。
受信するためにはBSアナログに対応したテレビ(チューナー)、アンテナが必要です。
● BSデジタル放送
BSデジタル放送は、2000年12月に放送が開始されハイビジョン放送(HDTV)、 標準放送(SDTV)、音声放送、データ放送が行われています。 テレビ放送は、NHKが3チャンネル。民放は、7局が放送を行っています。 110度CSと同じ機器(チューナー、アンテナ)が使用できます。
● CS放送
CS放送とは、通信衛星(Communications Satellite)を利用した放送のことで、 JCSAT3とJCSAT4衛星を利用した「スカイパーフェクTV!」が、デジタル方式で スポーツ、音楽、映画など多くの専門チャンネルを提供しています。 CSとBSでは送信周波数帯とチャンネル割り当て周波数が異なり、また、 衛星の位置もことなるため、BS用チューナーやアンテナを流用することは できず、専用のCSチューナーが必要となります。
● 110度CSデジタル放送
110度CSデジタル放送は、BSデジタル放送用のBSAT-2aと同じ東経110度方角に 静止する人工衛星「N-SAT-110」を利用する衛星放送です。 アンテナを合わせる方向と角度がBSデジタルと同じため、BS・110度CSデジタル 共用のアンテナを用意すれば、1台のアンテナで両放送を受信できます。 ただし、周波数が違うため、従来のBSデジタル用アンテナ(コンバータ)は 使用できません。 現在、「プラットワン」と「スカイパーフェクTV! 2」が放送を行っています。

 ⇒ テレビとビデオの規格

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