Subject   : 西洋のだし汁(Fonds de cuisine)

カテゴリー  : 食品・料理 


 西洋のだし汁(Fonds de cuisine)
西洋のだし汁は、Fonds de cuisineといい、牛・鶏・魚および野菜・香草類などを素材として作ります。。肉のほか、すじ肉や骨も使い、オーブンでこげ目をつけた上で長時間煮込む。においを取るためにブーケガルニと呼ばれる香草類のセットを用いる(パセリ、タイム、ローリエ)。ストックともいう。

● フォン・ブラン(Fonds brun)
鳶色をしただし汁。エストゥファードとも呼ばれ、砕いた牛骨と屑肉をオーブンで軽く焼き、人参・玉葱・パセリ茎根・トマトなどに香辛料を加えて、6時間以上煮出して布で濾したもの。

● フォン・ブラン(Fonds blanc)
日本語で書くと同じようだが、ブランが違う。白色のだし汁。犢(こうし)の骨や脛肉、家禽のガラなどをアク抜きしてから、玉葱・ポロ葱・セロリ・パセリ茎根などに香辛料を加えて、3時間ほど静かに煮て濾したもの。

● フォン・ド・ボゥ・ブラン(Fonds de veau brun)
犢の鳶色だし汁。分厚い鍋に、玉葱・人参・ベーコンの皮を敷き、犢のブツ切り肉と砕いた骨を入れ、白色のだし汁を注いで煮詰める。煮詰まったらだし汁を足し、それを繰り返してブーケ・ド・ガル二(香草の束)を入れ、アクを取って煮立たせ、布で濾したもの。

● フュメ・ド・ポワッソン(Fumet de poisson)
魚のだし汁。白身魚の屑肉と骨を、バターで軽く炒め、白ワインと水を注いで、パセリ茎根・海老の屑殻・白胡椒・レモン汁・塩を入れ、20〜30分煮込んで濾したもの。

 ⇒ 日本料理の出汁(だし)

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