Subject  : 新型コロナ感染症の後遺症

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 新型コロナ感染症の後遺症
 新型コロナ感染症は、重症例や長引く後遺症に苦しめられている人が多い。後遺症は、倦怠感、呼吸苦、咳嗽、味覚・嗅覚障害などが主な症状であり、20歳代以降の全世代で高頻度に認められる。また回復後に出現する遅発性の後遺症はウイルス後疲労症候群と呼ばれ、脱毛、記憶障害、睡眠障害、集中力低下、体の痛み、動悸、めまいなどがある。

新型コロナ後遺症はLONG COVID(ロングコービッド)とも呼ばれており、イタリアからの報告では、新型コロナから回復した後(発症から平均2ヶ月後)も87%の患者が何らかの症状を訴えており、倦怠感や呼吸苦、関節痛、胸痛、咳、嗅覚障害、目や口の乾燥、鼻炎、結膜充血、味覚障害、頭痛、痰、食欲不振、ノドの痛み、めまい、筋肉痛、下痢などの、新型コロナの急性期にみられた症状が持続していたとのことです。

コロナウイルスは全身の血管に炎症をきたす。小児では全身の血管炎である川崎病に類似した病態を示すことが知られている。

感染時には無症状だった人も、長期の後遺症に悩まされるリスクもある。ロングコービッドは、体の痛み、呼吸困難、倦怠感、ブレインフォグ(頭がぼんやりした状態)、めまい、睡眠障害、高血圧などの多様な症状の組み合わせからなる症候群で、明確に定義するのは難しい。

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 ⇒ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状

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