Subject   : 補体制御因子(complement regulator)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 補体制御因子(complement regulator)
 補体の働きの制御に関わる物質です。
【細胞膜上の補体制御因子】

分類 メモ
DAF(CD55) 補体の血管内活性から自己細胞を守る重要な役割を果たしている
CR1(CD35) 顆粒球(好塩基球を除く)、Bリンパ球、単球、NK細胞の一部、赤血球に発現
MCP(CD46) 自己補体による細胞膜障害を制御
HRF(CD59) C9レ ベルで補体系活性化をコントロール

【血清中の補体制御因子】
分類 メモ
C1インヒビター(C1-INH) C1インヒビターの欠損は血管性浮腫の原因となることが知られている
補体T因子 C3転換酵素およびC5転換酵素を制御するセリンプロテアーゼ
補体H因子 C3の活性型であるC3bに結合する1本鎖の糖タンパク質
C4bp
ビトロネクチン 様々な正常細胞および腫瘍細胞で、細胞接着、拡散、増殖、移動、分化を促進
クラステリン

【胎盤中の補体制御因子】
分類 メモ
CTRP6 胎盤に高発現する。4つのドメインから成る29kDaの分子


● 
 

 ⇒ 補体(Complement)

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [用語索引]  [前のページに戻る]