Subject   : リンパ球機能関連抗原 1 ( LFA-1 )

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 リンパ球機能関連抗原 1 ( LFA-1 )
 リンパ球機能関連抗原 1 ( LFA-1 ) は、リンパ球やその他の白血球に見られるインテグリンです。 LFA-1 は、白血球が血流を離れて組織に入るプロセスである移住において重要な役割を果たします。LFA-1 は、白血球の確実な停止も仲介します。さらに、LFA-1 は、顆粒球および単球による細胞傷害性 T 細胞媒介性殺傷および抗体媒介性殺傷のプロセスに関与しています。2007 年現在、LFA-1 には 6 つの既知のリガンドがあります。ICAM-1、ICAM-2、ICAM-3、ICAM-4、ICAM-5、および JAM-A です。LFA-1/ICAM-1 相互作用は、T 細胞の分化に影響を与えるシグナル伝達経路を刺激することが最近示されました。 LFA-1 は、接着分子のインテグリンスーパーファミリーに属します。

LFA-1(CD11a/CD18)は、リンパ球間の同種接着や、血管内皮などへのリンパ球の異種細胞間接着に関与します。

<出典:Wikipedia>

■ CD11a(LFA-1α)抗原
 CD11a(LFA-1α)抗原は、分子量180kDaのインテグリンαL鎖で、95kDaのCD18抗原(インテグリンβ2)と非共有結合的に会合しています。CD11aは、単球、マクロファージ、好中球、好酸球、好塩基球、B細胞、T細胞、NK細胞など主に白血球に発現します。活性化した血小板もCD11aとCD18を発現します。LFA-1(CD11a/CD18)は、リンパ球間の同種接着や、血管内皮などへのリンパ球の異種細胞間接着に関与します。LFA-1のリガンドとして、Intercellular adhesion molecules(ICAMs)すなわちICAM-1(CD54)、ICAM-2(CD102)、ICAM-3(CD50)が知られています。


 ⇒ 抗原と抗体

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